日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年4月25日小さな勇気がコミュニケーションを広げる

 

★話しかける勇気を出す


皆さんはそれほど親しくない人に抵抗なく話しかけることができますか?
例えば、あまり親しくない職場の人と一緒にエレベータを待っている時、気軽に気の利いた会話ができるでしょうか。多くの人はこうした場面で話すことに苦手意識を持っていると思います。私ももともと人見知りの傾向があり、親しくない人との日常会話は苦手でした。しかし、最近は以前よりも会話ができるようになっています。それは日本話し方センターに関わるようになったために、無意識のうちに自分に軽くプレッシャーをかけていて、人に話しかける勇気を持つよう、少し自分を追い込んでいるからだと思います。私はこの経験から、人と積極的にコミュニケーションを取るためには少し勇気を出すことが必要だと思っています。



ところで、少し勇気を出して話しかけるようになって気付いたことがあります。

 

★人は意外に会話をしてくれる


一つは、話しかけてみると自然に会話をしてくれる人が意外に多いということです。
話しかける前は「迷惑そうな表情で愛想のない返事しか返してくれないだろうな」と思うことがあります。そして、そう思ってしまうと話しかけることに躊躇してしまいます。確かにそういう人もいますが、実際にこちらから愛想よく話しかけてみると大概の人が愛想よく返事を返してくれます。私たちは物事をネガティブな方向に想像する傾向がありますので「返事を返してくれないのでは・・・」と考えてしまうのは自然なことです。しかし、過剰に心配する必要はないということに気づきました。

 

★話しかける場数を踏む


もう一つは、場数を踏むことで気が楽になってくるということです。
少し勇気を出して会話をしてみることを続けていると、どういう会話をすればよいかというコツのようなものがだんだんとわかってきます。
例えば、会話のはじめには「今日は少し肌寒いですね」「ええ、4月にはちょっと珍しいくらいですね~」とお天気の話をすることがよくあります。しかし、その後が続かずに沈黙してしまうことも多いです。こうした場合、私は衣食住の話につなげて会話を続けていくことがあります。
先ほどの「今日は少し肌寒いですね」という会話であれば、その後に「今日は暖かいラーメンなんか食べたい気分ですね~」や「衣替えはもう少し先にした方がいいかも知れませんね」、「扇風機を出すのは5月になってからの方がよさそうですね」という風に続けるのです。どれも身近な話題ですので、相手も話を続けてくれます。これは比較的簡単にできるのでお試しいただければと思います。

 

★少しの勇気で人前での話も上達する


少し勇気を出す、ということは日常会話だけでなく、人前で話すことにも有効です。日本話し方センターのベーシックコースの受講生には毎回スピーチの準備と練習をお願いしています。3ヶ月、苦手なことを継続して行うことはそれなりにストレスを伴います。でも、何度か勇気を出して人の前に立ってスピーチをしているうちに、以前よりも落ち着いて上手く話ができている実感が得られてきます。そうすると職場などの場でも人前で話すことにチャレンジする勇気を持てるようなるのです。

実際にベーシックコースの受講生やコースを修了された方からは、「今まで避けていた人前での話しを『やってみよう!』と思って引き受けた」「コースで学んだように何度も声に出して練習したら以前よりも遙かに上手く話ができて上司にもほめられた!」というお話を数多く耳にします。少しだけ勇気を出して行動に移す。話し方を改善する上で、とても重要なことだと日々実感しています。

 

★受講者の生の声をお確かめください!


上に述べたように、日本話し方センターでは話し方のトレーニングを重ねることで人と話をする積極性を身につけていただけます。ぜひ「受講者の声」でその成果をご確認ください!
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